2022、11,5(土)快晴の浜松市ギャラリーモールソラモで開催されたHAMAMATSU SKATEBOARD JAM 。
フリースタイルエリアとストリートエリアの2エリアで交互にイベントを開催する初の試みでしたが、ゲストライダーとして来場してくれたLEAPS&FESNの協力もあり大盛況のうちに終了することができました。
まずはストリートエリアで開催されたSKATE GAMEとハイオーリーコンテストから。
●SKATE GAME
総勢8名のトーナメント形式で開催されたSKATE GAMEは、ストリートキッズからプロフリースタイラーまで幅広くエントリー。
1回戦、2回戦は無難なトリックをミスってしまったり、じゃんけんの弱さから涙を飲んだ選手もいた中、おそらく最年少エントリーのARATAとプロフリースタイラーのYUTAが決勝進出。
MC KATSUYAの声援もあり両者持っているトリックを出し切る勢いで譲らない攻防が続く中、超難易度 を一発メイクしてARATAを破り見事藤井ユウタ選手が優勝を勝ち取りました。
●ハイオーリーコンテスト
ハイオーリーコンテストは当日エントリーも含めて28人が己の限界に挑戦。
この日の為にミズノから用意されたハイオーリーマシンを使用してまずは30センチからスタート。
ほぼ全員がミスなくクリアーして10センチアップの40センチ。
だんだんと脱落者が現れるようになってきたところでここからきつくなる50センチにアップ。
脱落者続出でこの時点で残っているのは約10名。
ここからは10センチアップする事に2名づつ脱落していく過酷なバトルとなりました。
そしてバーの高さは70センチの本日最高を見事に超えたセイヤ選手が優勝を勝ち取りました。
●ENDWALK RACE
event最終に行われたENDWALKレースはビギナーからプロ、藤井家系一騎打ちもあったりの多数入り乱れて5名一組で行われました。
そんな中最速で優勝したのは、KING OF HOPPINGで優勝した翔太郎の兄、大場丈太郎が流れるような滑らかな滑りで見事優勝。おめでとう!
初の試みでしたが思いのほか参加選手みんながアツくなる楽しいコンテンツとなったので次回も開催したいと思います。
●KING OF HOPPING
参加無料のホッピング耐久レースは、総勢19名で合図とともに全員でスタート。
会場にいっぱいにデッキを立てて準備する異様な光景が見ていて非常に面白かったです。
そんな中、45秒辺りから脱落者が次々現れるまさに耐久レースとなりましたが、1分23秒の記録を出した大場翔太郎が見事。
2022KING OF HOPPINGの栄冠に輝きました。
●走っちゃダメ
ノープッシュで止まり技縛りでエントリー選手が周りを囲む中、45秒間の一発勝負の走っちゃダメコンテスト。
フリースタイルの醍醐味とでも言っても過言ではない種目で、個性あふれるトリックチョイスでみなさん盛り上げてくれました。
優勝はノーミスで高難度トリックを連発した鈴木一之芯がAクラス2位の屈辱を返上。
続いてはフリースタイルエリアで開催されたコンテストのレポート。
前週、千葉県にてフリースタイルコンテストが開催されたこともあり、参加人数はA,B,C合計19名といつもより少数でのコンテストとなりましたが、選手の気迫は衰えることなく終始アツい滑りに会場は拍手が絶えませんでした。
●Cクラス
4名の少ないエントリーでしたが、関西勢3名の圧力に負けす優勝を手にしたのは最近のフリースタイルコンテストの常連になりつつある松本雅晴選手が、スピード感のある滑りでストリート系トリックを織り交ぜながらバランスの良い構成で優勝。
惜しくも木谷選手には次回リベンジに向けて期待したいところ。
前姉妹の綺麗な滑りも着々とスキルアップしているのが目に見えて実感しましたので、今後に期待です。
1位 松本雅晴 137pt |
2位 木谷圭志 116pt |
3位 前 綾芽 107pt |
4位 前 コトネ 105pt |
●Bクラス
当日エントリーを含めて、総勢8名でのアツいバトルとなりました。
浜松コンテストには常連となってきた佐野優樹選手は緊張が終始緊張が見られましたが、ラストトリックの50/50キャスパーは綺麗に乗って締めてくれました。
Cクラスで奮闘した前姉妹のお父ちゃん、前勝人選手も緊張からいつもメイクするトリックが決まらないなか、初の90秒を有意義に使って思いっきり滑ってくれました。
デッキ2枚使いの田中勝志選手は会場入りが自身の滑走前の約10分前とかなりタイトなスケジュール。
そんなタイムリミットにも動じず、ホッピング2枚使いの初めて見るえげつないトリックで会場を沸かせてくれました。
Bクラス唯一のガールズ小早川花歩選手は、持ち前のダフィートリックで会場全体を使い優雅に前半を滑って、後半のトリック主体の切り替えが非常に見事にきまっていました。
コンテスト2回目の出場となった吉田樹生選手、今回は落ち着いた滑りを魅せてくれましたが、演技中、時折来る極度の緊張時間に押されてあと一歩劣らず4位となりましたが、360shove itを決めたときはMCしていた自分もうれしかったです。
ここから3名。
3位はなぜかBクラスでエントリーしたFSCOM藤井雅博選手。
ベテランの滑りでオリジナルトリックのMSキャスパーをきっちりメイクしてポイントを稼ぐ中、ラストトリックで息が上がりメイクできなかったオーリーtoポゴは見せてもらいたかった。次回はぜひ!
そして藤井兄を押えて2位に輝いた藤井俊彰選手。
フリースタイルの基礎トリックからエキスパートトリックまで幅広くルーティンに組み込んで、ラストとのスピン10回転で綺麗に締めて見事兄弟対決を手にしました。
そんな7名を押えて見事Bクラス優勝に輝いた東海林隆翔選手。
フリースタイルの代名詞と言ってもいいウォーキング、フットワークをふんだんに盛り込んだ流れるルーティンは圧巻でした。
文句なしのポイントで見事優勝。
おめでとう!
1位 東海林隆翔 252pt |
2位 藤井俊彰 234pt |
3位 藤井雅博 233pt |
4位 吉田樹生 170pt |
5位 小早川花歩 160pt |
6位 田中勝志 132pt |
7位 前勝人 113pt |
8位 佐野優樹 89pt |
●Aクラス
AクラスもBクラス同様、人数の少ないエントリーでしたが、どの選手も全力で挑んでくれた非常にレベルの高いコンテストとなりました。
7位〜5位はm80 crewで安定の下位独占。(溜息)
そして4位の大場翔太郎は少しミスが目立つ結果となりましたが、90秒を自分のペースで滑り込んで終始笑顔の気持ちのいい滑りを見せてくれました。
3位はAクラス唯一のガールズ田邊カイが見事入賞。
流れるルーティンは見ていても安心できるテンポの良さで、スケートボードを初めてみる一般のオーディエンスも拍手を送っていました。
まだ小学6年生のカイちゃん、次回の滑りが楽しみです。
2位につけたのは浜松にファンの多い鈴木一之芯。
優勝の大場丈太郎のよきライバルとして日々切磋琢磨しながら練習していますが、今回は丈太郎に優勝の座を譲ってしまいました。ただ、メイク率、トリックチョイス、ルーティン、どれをとっても申し分のない内容でした。
優勝の大場丈太郎はメイク率の高さ、トリックチョイスのセンス等、どれをとっても引けを取らない内容で見事NO,1 GETです。MCも追いつけないくらいの速さで繰り出されるトリックの数々に90秒間会場は終始拍手喝采の盛り上がりでした。
1位 大場丈太郎 294pt |
2位 鈴木一之芯 282pt |
3位 田邊カイ 263pt |
4位 大場翔太郎 249pt |
5位 澤木洸太 236pt |
6位 安本光宏 209pt |
7位 菊地雄大 205pt |
●DEMO
ストリートエリアで開催されたFESN&LEAPSの超豪華なデモンストレーションは、総観客数1000人を超え終始ビッグトリックの連発で会場が沸きに沸いていました。
LEAPSトキヤ選手の飛び出しバンクからの浮遊感半端ないトレフリップ、マニュアルのミラクルコンボで沸かしてくれたテラケン選手、最後の最後で超ビッグな飛び出しバンクからのBSフリップをメイクしたタケト選手、
あり得ないくらいの高さのあるフェンスをあっさりとオーリー180で軽々超えてみせたLEAPS社長カツヤ選手、そしていぶし銀で会場を攻めまくりながらここぞとばかりのピンポイントで当て込んでくるFESN森田貴宏選手。
DEMOの最後には
FESN森田貴宏選手が長テーブルにフルプッシュで突っ込みBSハンドスライドパワースライドで潜ったかと思った瞬間、LEAPSカツヤ選手がオーリーで飛び越えるBtoBを決めてくれてきっちり締めてくれました。
DEMOの様子はm80sbライダーでyoutuberの
みっちーチャンネルにてご覧いただけますのでチェックしてください。
●スクール
スケートスクールも当日参加の方を含め、20名の生徒さんに参加いただきました。
講師陣の人数不足で急遽来場していたエントリー選手たちに協力していただき、初めてスケートボードに乗るお子さんやトリックを習得したいお子さんをレクチャー。
あっという間の45分でしたが、参加されたお子さんたち皆さんに喜んでいただき次回につながる成果が出たと思います。
今回のイベントは浜松市に公共のスケートボードパークを建設する為の市場調査を含めたミズノ株式会社さんとの合同イベントとなりました。
協力には当日物販ブースも出してくれた浜松の民間スケートボード業者のみなさん(ヌートリアスケートボードパーク 様、スペルバウンドスケートショップ様、板屋OUTRAWサービス様、m80sb)のおかげで一般人の方がスケートボードに触れる機会も作ることが出来てよい結果となったかと思います。
そしてなによりコンテストに協賛いただきましたビーインワークス様、ハスコエンタープライズ様、OSCディストリビューション様、アドバンスマーケティング様、K&Kコーポレーション様、ハヤシトレーディング様、FScom様、GSMジャパン様、Big Wingディストリビューション様、アールツーテックス様(順不同)たくさんの協賛品ありがとうございました。
合同主催のミズノ株式会社様、会場設営イベント会社NISHIO様、ゲストのLEAPS様、FESN様、多大なるご協力ありがとうございました。
来年も開催できるよう今から企画していきたいと思います。
BIG UP HAMAMATSU!